ベビールーム、チャイルドシートは、子供を育てていて不便だったり、おかしいなといったことから書きだした。
私の論文は、常にそうした疑問や不満からスターとしている。
決して難しいものではない。
選考委員から、「物語のようにスーッと読めました。」と言われたのは、嬉しい言葉。
いつも、友達や知人にアンケート調査に協力してもらい、そのデータは私の宝物です。
自由回答欄に、いっぱい書いてくれる人が多い。「子育て中の仲間が、こうした研究をしたことを誇りに思う。」なんて書いてくれる人もいる。
こうした励ましが、応援が、締め切り間際のつらいとき私を支えてくれました。
食事は出前、家中散らかし放題、3日連続の徹夜・・・ドリンクはダースで購入と、完全に狂った毎日を許してくれた、夫や子供に感謝しています。
この時頑張れたのは、誰に頼まれたわけでもないのに「私がやらなくては」という使命感があったこそ。
賞金30万円はもらってみると嬉しいけれど、それ以上に深夜12時ぎりぎりに郵便局へ封筒を持って駆け込む瞬間が最高でした。
子育てと家事という、誰にも評価されずできて当たり前という日常の中で、自分でゼロから作り上げる論文は、その時の私にとって必要なものでした。
そして、入賞して東京へ呼ばれ大勢の前で受賞する。飛行機に乗った瞬間、頭の中がスコーンと軽くなりました。なんとも言えない自由を感じました。ベビールームで奨励賞を頂いたときは、おなかに2番目の子供がいました。8ヵ月でした。そして、2才になったばかりの息子と実家の母も一緒の旅でした。
札幌からこんなに大きなおなかで来てくれたと、主催者も大変歓迎してくれたこと、また列席した女性の方々から「小さな子供がいるだけでも大変なのに、妊娠中で、よくがんばった。」と言われました。
この喜びが、再度論文を書くことに挑戦させた原点でしょう。
大変と思えるときに、人より少しがんばること、その時期の自分にしかできないことがあるのだ。
発表しなくては、だれも評価してくれない。
札幌に住んでいることは、決してマイナスではない。
こうしたことを強く感じた、表彰式でした。
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