Episode37 焼酎は芋に限る その1
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| 今年は2回ほど鹿児島に行った。 一度目は何年ぶりかという大雪の日に出くわしてまあ、大騒ぎであった。 鹿児島は何が一番えらいのかというと、これは誰がなんと言おうとも焼酎である。これまではっきりって焼酎など、馬鹿にしてきたのである。 ここにはっきりと私がいかに物を知らなかったのかということを深く反省するところである。 で、その鹿児島県のHPのお弟子西牟田君から焼酎が、山脇紀子君からサラダたまねぎが届いた。 天使の誘惑である 何事だろうかというネーミングで、そそくさと湯を沸かす。焼酎というのはお湯割りにするべきであると、焼酎飲みの師匠山脇義秋がかごんまでそうわたくしに教えたのである。ちなみにこの焼酎飲みの師匠山脇義秋は先ほどの山脇紀子君のだんなである。 これが実に失敗の始まりであった ほかの焼酎は一般的にその香りを楽しむことを主目的にお湯割り7対3が概ねの嗜好であろうが、この天子の誘惑に限って言えば違った。 ウイスキー、いや、極上のシングルモルトの風合いと香りと、むしろブランデーをもしのぐであろうほどの芳醇。 これは明らかにオンザロックにするべきであった。さほど酒の強くないわたくし、いささか失敗であった。1杯目を飲み干す。つまみに山脇君のサラダたまねぎをつついていると、やはり自制心が消えた。 冷蔵庫から氷を引っ張り出して、へへへ。オンザロックである。 40度を越える酒をグラス3つはやはり定量を過ぎた。久々の胸騒ぎの天使の誘惑であった。 |