Episode35  ようやくの春である

 今年も花祭りが始まった。
 回を重ねること8回。つまり、8年が過ぎたわけである。
時あたかも春。
春というお題の写真にしては、↑はいったい何事であろうかと、それはまったく自分でもそう思うのである。しかし、ここに写っているのは、庭の白樺であるのだ。そう、昨年もぐんぐん伸びて家の屋根にまで達するというほどの白樺である。
 その芽が、まだまだ硬いけれども、じわじわと膨らんでくるさまを日々眺めては、ココロの中で応援しているのだ。

 花祭り会場は自宅敷地内。そこまで1日に何度となく行き来する。夕方、もうそろそろ5時だな、と、家に戻ろうとしたそのとき、わがいとしの白樺の枝が、早春の夕日に輝いたのである。
 春近し。


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