Episode43  見なきゃよかった鯖街道の起点 2004/6/21

元々、日本国の発酵食品はどちらかというと好きなほうである。
西洋の発酵食品は、これはちょっと明らかに腐っているバヤイが散見されるゆえ、これまでお近づきにならない態度で生きてきたし、これからも積極的関係を構築しようと思ってはいないのである。
しかしながら、日本の伝統的発酵食品については全く別である。
思い起こせば、納豆に始まるわが発酵食品探求の人生。
今では、「くさや」などについても臭ければ臭いほど正しいと感じる。
発酵食品を、米や芋を発酵させた食品についても、かなり親しい関係である。一緒に摂取する事も多い(^O^)

そこで、福井県といえば、これはやはりへしこである。
2000年の古から都に海産物を供給していた、日本の食文明のいわば親方の一人でもある。
その親方、腐りやすい鯖を糠に漬けてくれたのである。これがうまい。うまいなどという生易しさではない。福井の土産はへしこを買って帰らぬと大きな忘れ物をしたと思うほどである。
このへしこ、どこのでもいいというのではなく、「なぎさ会」というおっかさんたちの加工グループのモノでなくてはいけないのである。
ひとつだけ難点がある。
おっかさんたちの仕事ゆえ、供給が安定しないのである。いつもはおいてある敦賀の農協に、今回はなかった。
「なぎさ会のへしこは当分入りません」という紙が貼り付けてあった。
拉致で有名になってしまった小浜に宿を取った。
翌朝、早起きをして鯖街道の起点を見に行った。
どこの町にもあるようなアーケードであった。
大いにがっかりした。
見なきゃよかったなあ・・・。


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