Episode40  リンゴの花ほころび川面に霞たち  2004/5/24

正直に言ってロシアはあまり好きではない。
特にロシアについて言えば、日本に船員としてもぐりこんで手当たりしだい自動車をかっぱらっていくようなことを平気でするので、好感が持てないのだ。
年寄りなんぞ、いまだに「ろすけ」と呼んで忌み嫌い人も多いのだ。

そのロシア民謡、「りーんごーのはなほころーびー」という歌はリンゴの花が咲くと口をついて出てくる。これは、愚かな若かりしころ先輩に引っ張られて当時すでに絶滅寸前であった「歌声喫茶」でしばしば耳にした歌である。
多少ギターが弾けたので、伴奏係を任命されたのだけれど、若い男女がしらふで喫茶店を満席にしてロシア民謡を歌い狂うという風景は、これはかなりおぞましい景色ではあった。

このリンゴは今年こそはいくらか実つけてほしいものだなあと思って、木の周りにはびこる雑草を刈り取ったときに、害虫を発見したのであった。平和に暮らす日本の人民が5年ローンで購入した自動車を「ろすけ」がかっぱらうように、リンゴが実るのを心待ちにしているわれわれの平和を毛虫がぶち壊すのである。

わたくしは平和の使者、正義の味方ゆえ、フマキラーにて悪党毛虫を撲滅するのでありました。


実践的田舎の生活?に戻る  コンテンツページへ