Episode51 広島はお好み焼きである 2004/10/29
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| 10月の17日に家を出て、本日は12日目である。 帰るのは11月7日の深夜になる。今回の出張はこれまでで最長の21日間で、埼玉県岩槻市から始まって、栃木県佐野市、大手町を経由して福井、滋賀、山口県の岩国、広島までの11連荘講演会で一息つき、一気に鹿児島県頴娃町に飛び、その後福岡に戻り、さらには岡山県倉敷で、講習会をやらかし、和歌山の世界遺産熊野古道を取材するという、全行程ほとんど6000kmという、ウスラバカ旅である。 で、佐野は最近ラーメンであるという情報を得ていた。かなり気合が入っておるとのことで、きっちりと勝負をかけるはずであった。しかし!台風23号が首都圏を直撃するという不穏な動きがあったので、無念ではあったが、さっさと栃木を後にしないとどえらいことになりそうで、事実、大手町の全農の担当者から数度、 「大丈夫ですよね。ちゃんとこれますよね」 と電話が入ったのであった。 というわけで、広島はやはりカキとお好み焼きである。栃木での失敗を繰り返すようなおろかなことはしたくなかったので、現地の担当者に事前に、 「牡蠣鍋を食いたいので何とかするように」 と手配をお願いしておいたのである。 半死半生の状態で広島に入ったのであるが、見事な牡蠣鍋を堪能し、北海道厚岸の牡蠣もかなりえらいけれども、広島県の牡蠣もなかなかやるなあと、確認できたのである。 |
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| ところがであった!! 翌日、広島大学卒業の担当者の案内で昼飯を食いにいったのが、お好み焼きだったのだ。 目の前で焼いてくれる店で、お上さんとパートさんの見事なコテさばきに深く感動したのであったのです。 自分で焼きソバを作るときにあれほどフライパンにこびりつくのに、お上さんたちの鉄板にはまったくこびりつかないのである。 で、味であるが、きわめて下品ではあるが、芳醇である。豚肉と、キャベツともやしと卵というきわめてシンプルな材料が、いかがわしいほど濃厚なオタフクソースと絡み合うと、見事なハーモニーをかもし出すのであったのだ。 これは夕べ食った牡蠣鍋どころではないのだ。 広島は、やはり、お好み焼きであった。 広島県人は深くお好み焼きを愛し、週に1度はお好み焼きを食さないと禁断症状が出るという理由の一端を垣間見たのである。 広島のお好み焼きは、四国高松のうどんに匹敵する、あるいは、福井県における「へしこ」に匹敵する食文明であることを深く確認した昼下がりであった。 |