Episode29  八丈島でふと考えた

 今回の取材の最終日は八丈島であった。
 取材当日はウス曇だったけれど、帰る日は見事なお天気!
往々にしてこういうものなんだ。
 朝早く、三宅島の噴火で八丈島に避難しながらユリを育てているHPのお弟子西野さんにとっていただいた宿(マーリンというペンション)を、朝早く抜け出して近くを散歩した。
 夕べは暗くなってから宿に着いたのでわからなかったけれど、宿の周りは、ジャングルであった。植物の密度は本土とは全く異なる。
 雑草も北海道にはないものばかり。ブラキストン線の実在をありありと感じる以上に、ここは南国なんだなと思い知った。
 で、気温はもちろん元気な25度!
 北海道との気温差軽く20度。ブーゲンビリアが咲き乱れる。

 ふと考えた。
 北海道が日本だと思って人生を送ってきたけれど、どうもそれは根本的に違うのではなかろうか。あちこちに旅する機会が多くなって、そのたびに、ここは日本ではない!と怒り続けてきたけれど。冷静に南の島で考える時間を持つと、これはどう考えても北海道こそ日本ではないと思えてくるのであった。
 このことをVTRカメラマンのW氏にいうと、彼は33年生まれで長野出身でザザ虫など食ったことがないという信州人なんだけれど、
「北海道は日本じゃないですよ」
と、見事に断言しておった。

 北海道は日本でななかったのである。
 独立国になったほうがいいと、マジで思いました。

 せっかく南の島にいるのに、もう少しマシなことを考えてもよさそうなものだけれど、暑くて思考がそっち方向にしか行かないのでありました。


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